刀水歴史全書54
戦争と人間の歴史 戦争と人間の歴史
人間はなぜ戦争をするのか?

J.キーガン著/井上堯裕訳


定価: 本体2000円+税
2000年9月刊
ISBN4-88708-264-9
四六判 205頁

在庫あり
人間はなぜ戦争をするのか? 人間本性にその起源を探り,国家や個人と戦争の関わりを考え,現実を見つめながら「戦争はなくなる」と結論づける。原本は豊かな内容で知られるBBC放送の連続講演(1998年)
【主要目次】
第1章 戦争と我々の世界
  1億人の死者
  「昼間の恐怖」
  不安で死んだ母親
  徴兵制度が消耗戦を生み出す
  戦争がもたらした物質的損害
  文化財の破壊
第2章 戦争の起源
  戦争は人間本性に由来するのか
  「攻撃性の座」
  フロイトによる戦争の起源
  動物行動学の攻撃性の理論
  戦争は人類の発明か
  原始社会の戦争
  狩猟生活の終わり
  農耕民が砦を築く
  メソポタミアで軍事文化が発達する
第3章 戦争と国家
  与える国家
  消滅に向かう兵役義務
  国家と戦争の関係の再検討
  戦争をしない国家−古代エジプト王国
  国家なしの軍隊−モンゴル族
  国家は必然的に戦争をするか
  宗教の権威が戦争を抑制する
  宗教改革−非道徳的な主権国家の出現
  グラウゼヴィッツの戦争論
  戦争を抑制しようとする企て
第4章 戦争と個人
  国を守り犠牲となった兵士
  兵士は嫌われ蔑まれていた
  公正な戦いと戦士の名誉
  戦闘行動の道徳的規範が生まれる
  市民の多くは戦闘に耐えられない
第5章 戦争はなくなるだろうか
  闘争はもう人間社会の必然ではない
  核戦争は避けることができる
  局地的な戦争の増大
  安い兵器が戦争を蔓延させる
  戦争をなくすために
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